20日(土)~22日(月)までの3日間
東京で行われた(株)啓愛主催のMASソケットセミナーに
通訳として参加させて頂く機会を頂きました。
初日は概論とデモンストレーション、
夕方からは親睦会で盛り上がりました。
残りの2日間は実技講習でした。
MASソケットデザインは大腿義足のソケットデザインで、
メキシコ出身のマーロ オルティス氏によって考案されました。
非常に解剖学に忠実でソケットによる可動域制限がないため、
装着者は快適に生活することができます。
例えば、
自転車に乗ったとき
あぶら座りをしたとき(なんとターンテーブルを必要としません)
など、ソケットがつっかえないのです。
ソケットトリミングラインも通常のソケットよりも
低くなるため、外観も良好です。
ソケット適合が非常に難しいのですが、
「理論に従って一つ一つステップを踏んで
行えば最良の適合を得られる」と
マーロ先生は強調していました。
そして、マーロ先生が実際にデモを行った患者さんの残存肢は
大腿骨大転子から3センチ遠位という極短断端でしたが、
見事適合しました。
しかもソケットを外した時に
「断端がマッサージサロンでマッサージをしてもらったみたいに心地よい」と
患者さんは驚いていました。
すごい!マーロ先生!
このセミナーで改めて大腿義足、そしてMASソケットを
深く理解できました。
(株)啓愛様、マーロ先生
どうもありがとうございました。